特定非営利活動法人FOOT&WORK
株式会社レスコ
―聞いてもらいたい、つなげたいを叶えるー
ひとりで悩まないための
<広島版>ひきこもり支援情報ポータルサイトが誕生します!
クラウドファンディングで集まった200万円超の支援金を原資に
2021年3月、サイトオープン
障がい者の自立訓練(生活訓練)を行う障害福祉サービス事業所を運営するNPO法人FOOT&WORK(広島県安芸郡海田町、理事長 下原 千夏)と、精神科向け電子カルテメーカーの株式会社レスコ(本社:広島市中区、代表取締役 藤川 佳應)は、広島県で「ひきこもり」に悩むご本人やご家族のための支援ポータルサイトを共同で構築します。
このポータルサイトは、「ひきこもり」に悩む方々が様々な支援情報を得たり、相談したり、他の人たちと「つながる」ためのイベントやセミナーを探すことのできる”広場”です。
特定非営利活動法人FOOT&WORKが支援活動を行う中で『どこに相談すれば良いかわからない』という声が多数寄せられていました。また、電話相談や来所相談はハードルが高いと感じる人も、インターネットであれば気持ちの負担が軽減されます。
こうしたことから、相談先がすぐに見つかり、相談対応の幅を広げることのできるポータルサイトのプロジェクトがスタートしました。プロジェクトには、株式会社レスコの精神科向け電子カルテ開発や精神科医師への取材で培ったノウハウを活かせることから、共同での構築が決定しました。
制作に関する資金はクラウドファンディングを介して募りました(2020年6月30日〜8月21日)。当初目標の100万円はわずか22日で達成し、最終的には149名の支援者の方々から212万9000円の支援が集まりました。
「それぞれの強みを生かした「ひきこもり」に関する良質な情報を集約し、必要としている情報や繋がり(支援)を必要なタイミングでみつけやすくする仕組みを創り、それぞれの社会参加が実現することを目指します。また、様々な支援方法や環境の理解を深め、支援者ネットワークの構築にも繋げていきたいと考えています。皆様と共にサイトを成熟させていけることを嬉しく思います。」
「私共レスコはICTの立場から我が国の精神科医療に携わって参りましたが、家庭の抱える課題が多重化・複雑化する現代社会では、地域協働による共助社会の形成に向けた公衆衛生の充実がこれまで以上に求められると考えております。そうした協働・共助ネットワークと悩みを抱える方々との距離を縮められるツールの一つとしてインターネットは非常に有効だと考えて、この度のポータルサイト設営に協力させて頂いております。私たちの技術が地域社会に少しでも貢献できればと考えております。」
内閣府の調査によると日本における「ひきこもり」の人数は、15歳から39歳までが54万1千人以上、40歳から64歳までは61万3千人と合計で約100万人を超えると推計されています。*1
「ひきこもり」には病気やケガ、受験や就職活動の失敗、不登校や退職を機とするもの、貧困・孤立、精神疾患など、様々な原因やきっかけがあり、誰にでも起こり得るものです。特定非営利活動法人FOOT&WORKと株式会社レスコは、このポータルサイトの構築・運営を通じて常に情報を発信し、相談者が自分にぴったりの支援や居場所を見つけることができるようサポートしていきます。
*1:内閣府.「生活状況に関する調査」. 平成30年度.
https://www8.cao.go.jp/youth/kenkyu/life/h30/pdf/kekka_gaiyo.pdf
FOOT&WORKは、広島市安芸区・安芸郡府中町・海田町・熊野町・坂町などの「安芸地区」を発信源に、生活に直接係るコミュニティのあり方を考え、生活環境を向上させることを目的とした活動を行うために発足した、特定非営利活動法人です。障がい者スポーツ事業、子ども食堂、地域交流会、地域住民活動のサポート、認知症啓蒙活動、認知症グループホームの第三者評価、フードバンク事業、自立訓練事業所の運営、障がい者就労支援等を行っています。
株式会社レスコは、精神科に特化した電子カルテメーカーです。日本で初めて精神科専用の電子カルテを開発し、精神科病院での導入数はトップシェアを誇ります。精神科病院向け電子カルテ「Alpha」、精神科診療所向けクラウド型電子カルテ「Warokuクリニックカルテ」、クラウド型訪問看護支援システム「Waroku訪問看護」の3つのシステム群をご提供し、変化し続ける精神科医療の現場をサポートしています。
株式会社レスコ Production 担当:栗栖
TEL:082-222-5201 MAIL:marketing@rescho.co.jp