株式会社レスコ
レスコ、創立30周年に向けてのマイルストーン
標準化準拠 地域包括ケア時代の精神科病院向け
クラウド型電子カルテ「Warokuホスピタルカルテ」を発表
精神科病院向けのクラウド型電子カルテシステム「Waroku (ワロク)ホスピタルカルテ」を発表しました。製品の第一号ユーザーとなる医療法人赤城会 三枚橋病院(群馬県太田市 理事長 檀原 暢)にて2022年5月よりシステムの運用開始を予定しています。
コロナパンデミックをきっかけに、デジタルヘルスの拡大が喫緊の課題として以前よりも強く認識されるようになりました。政府は、医療機関間の医療情報の共有やPHRへの活用、臨床研究等へのデータの活用、医療の質・安全向上といった観点※1から、国が定める標準規格に準拠した医療情報システム・電子カルテの普及を推進しています※2。2022年度診療報酬改定でも、医療のICT活用に関する項目を見直す予定とされており、ICTの利活用が求められています。
また、精神科医療においては「精神障害にも対応した地域包括ケアシステム※3」の構築が目指され、切れ目のない支援体制によるウェルビーイング社会の実現が求められています。
レスコは業界トップシェアベンダーとして約20年前から精神科向け電子カルテの提供を続け、精神科医療を取り巻く環境変化や現場の課題に向き合ってきました。そしてユーザーや関係者と深く関わるうちに、精神科医療における成育環境情報※4の重要性や、地域が連携して支援する地域包括ケアシステムのための「地域カルテ」の構想に辿り着きました。
レスコが考える「地域カルテ」とは、共通基盤の上に複数の製品が構成された、患者情報の一元管理が可能なシステムです。この構想を実現するために、レスコの長年のユーザーでもある医療法人赤城会協力のもと、2年の歳月をかけて「Warokuホスピタルカルテ」を開発し、この度製品版として実運用に至りました。
「Warokuホスピタルカルテ」は、誰もが使いやすく馴染みやすいUI/UXを実現しました。クラウド型を採用することで、従来発生していたシステム導入・維持にかかるコストを大幅に削減。端末ごとのライセンス費用も必要ありません。さらに、常に最新システムが利用できる環境を提供します。
レスコは、次世代健康医療記録システムの共通プラットフォーム実現を目指す「NeXEHRSコンソーシアム」など※5に参画し、「Warokuホスピタルカルテ」は標準規格 HL7® FHIR®への対応を前提に開発されました。これにより、医療情報の共有や病院・行政・事業所間でのコミュニケーション向上を支援し、地域医療連携の実現をサポートします。 近年問題となっているサイバー攻撃や情報漏洩に対応するためのセキュリティ対策として、3省2ガイドライン※6の準拠はもちろん、クラウドでのデータバックアップや、二要素認証に標準対応したゼロトラストセキュリティを完備。災害時のBCP対策も万全です。
今後ますます多様化する情報・データの利活用に向けて、生データを保管するデータレイク型を取り入れることで、幅広い目的でデータ分析に活用ができ、AI活用にも適した環境を構築できます。
株式会社レスコは、2023年8月で創立30周年を迎えます。日本で初めて精神科専用の電子カルテ「Alpha」を開発し、精神科病院での導入数はトップシェアを誇ります。そのほか、精神科診療所向けのクラウド型電子カルテ「Warokuクリニックカルテ」、クラウド型訪問看護支援システム「Waroku訪問看護」、相談支援事業所向けクラウド型相談記録システム「Warokuパブリックヘルス」を提供しています。2022年に精神科病院向けのクラウド型電子カルテ「Warokuホスピタルカルテ」を発表。誰もが必要な時に必要な支援を受けられる社会を目指して、ICT領域から新たな社会インフラの構築を推進しています。
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