新年明けましておめでとうございます。
旧年中は格別のご高配を賜りまして、誠にありがとうございます。
さて、昨年は新たな社名を定め、本店も我が故郷広島に移転し、
「Reboot 再起動」
をスローガンに新生レスコ元年をスタート致しました。
組織改革や意識改革を取り組む変化に富んだ日々となりましたが、精神科電子カルテシステムメーカーとして、ユーザー様が永く満足してお使い頂ける製品・サービスのご提供と、精神科医療領域において今後益々必要とされる企業を目指したプロジェクトを、一歩前進させることの出来た1年となりました。
また、トップダウンではなくボトムアップの企業風土を形成するため、部署間を超えたブレストや対話の機会を増やすと共に、社内の各種運用システムの改善も進めており、道半ばではございますが、確かな手応えを感じております。
さて、製品については、現在メインプロダクトである「Alpha」のWebAPI化を進めており、これからの新しい業界ニーズに対して、柔軟且つ迅速に対応できる製品へ発展させ、これからも永く使い続けて頂けるシステムを目指した大規模な構造変更を進めております。
次に、昨年6月にリリース致しました新製品「Warokuクリニックカルテ」については、販売制度や拡販体制の準備も整ったことから、先日12月25日に専用サイトのリニューアルオープンを行うことが出来ました。新機能の開発計画も公開させて頂いておりますが、より多くの精神科クリニック様でご採用頂けるような魅力豊かな製品に育て、精神科電子カルテメーカーとして培ってきたノウハウを活かした付加価値の高いサービスをご提供して参ります。Warokuシリーズは新生レスコのメインブランドに昇華させる考えであり、精神科病院、精神科クリニック、訪問看護、社会復帰、障害福祉に関わる全ての記録を対象として製品ラインナップを整備し、その名の通り、記録の「輪」を構築して参りますので是非ともご期待下さい。
2018年度は医療、介護、障害福祉のトリプル改正となりますが、精神科医療においても地域包括ケアシステムの構築が叫ばれるようになり、今後より一層、精神障害者が安心して地域社会生活を過ごせるための基盤整備が求められることでしょう。また、少子化、超高齢化、人口減少といった深刻な課題を目前にして、地域共生社会の実現が急務となってきましたが、実現のためには健康・医療・介護福祉の分野を連結したICTインフラ整備が急がれるところです。弊社レスコは昨年より掲げております、
「精神科専門のソリューション・プロバイダを目指す。」
との目標に沿って、前述の通り、地域精神科記録運用を実現するための製品開発を進めつつ、今後の精神科版地域包括ケアシステムの構築に向けた新しいサービスのご提供を本年4月頃のリリースを予定しており、更に厳しさの増す精神科病院経営でお悩みの経営者の方々の一助となればと考えております。
本年2018年は、2025年以降の医療業界の動向を睨みつつ、生涯カルテ情報を取り扱う精神科電子カルテの開発メーカーの抱える社会的責務をいつまでも全う出来る企業への成長を求めて、これまで取り組んできたプロジェクトを更に加速させて参りますので、皆様方の変わらぬご支援とご愛顧を、よろしくお願い申し上げます。
2018年1月吉日
株式会社レスコ
代表取締役社長 藤川 義雄