9月18日、入院・外来医療等の調査・評価分科会が開催され、医師の働き方・タスクシフト・タスクシェアが議題のひとつとなりました。
今回の分科会では、医師の事務業務に対して、ICTを活用して省力化することが議論されています。
ICTの活用事例としては、外来のWEB予約システムや、WEB問診、電子カルテへの音声入力、AIによる文書の作成補助などが挙げられます。
実態調査によると、いずれの取組も、約80%以上の病院で取り組まれておらず、ICT活用はまだまだ普及していない状況です。
一方で、いずれの取り組みも「作業効率の上昇」、「労働時間の短縮」が得られる効果として大きくなっていることがわかります。
また、最近では特に、生成AIの活用に注目が集まっています。
生成AIを活用した文書作成補助の例を見ると、情報の入力や突合、構造化、要約といったプロセスを自動化することができ、業務効率化が期待されています。
生成AIによる自動化によって、1時間かかっていた退院時サマリの作成が、20分にまで作業時間を削減できた事例も報告されています。
このように、ICTによって作業効率の上昇や、労働時間の短縮効果が得られることが明らかとなっている一方で、医師事務作業におけるICTの活用は約2割の病院にとどまっていることから、ICT活用の推進に向けた取り組みが求められます。
厚生労働省による2026年度予算概算要求の項目としても、医療従事者の働き方改革の事業が計画されており、引き続き改善事項として取り組まれていくことが予測されます。