OpenAI、ChatGPTヘルスケアを発表

2026.01.16 RESCHOニュース

このニュースでは、OpenAIが発表した健康管理支援機能「ChatGPTヘルスケア」について解説します。データ保護の仕組みや外部アプリとの連携要件を、デジタルヘルスに関心のあるユーザーや医療関係者向けに整理します。

  • ・OpenAIによる健康情報管理機能ChatGPTヘルスケアの発表
  • ・健康情報をAIの基盤モデル学習に利用しない独立スペースの運用
  • ・米国企業b.wellとの提携による医療データ連携の実現
  • ・Appleヘルスケア等の外部アプリとの安全な接続機能
  • ・医師の診断や治療を代替しない医療サポートへの限定利用

ChatGPTヘルスケアの発表と利用実態

1月7日、Open AIは、ChatGPTと健康情報を安全に統合し、ユーザーの健康管理を支援する専用の機能「ChatGPTヘルスケア」を発表しました。

Open AIによると、世界中で毎週2億3,000万人以上が、ChatGPTに健康やウェルネスに関する質問をしていることが、匿名化された会話データの分析からわかっており、「健康」はすでにAIの主要な利用分野のひとつとなっています。

プライバシー保護とデータ活用の仕組み

ChatGPTヘルスケアは、ChatGPTが持つ強力なプライバシー設計、セキュリティ、データコントロールを基盤として、センシティブな健康情報を保護しながら、ユーザーの健康情報をもとに適切な回答を提供します。

さまざまな医療・健康の電子的記録や、ヘルスケア・ウェルネスアプリなどと安全に接続することによって、直近の検査結果をもとに健康習慣に関するアドバイスを行うなど、ユーザーのウェルネスをサポートします。

プライバシー保護のため、ChatGPTヘルスケアは、ChatGPTの基盤とは別の独立したスペースで提供されることになります。健康に関する情報ややりとりは、ヘルスケア専用のメモリに限定して保持され、ChatGPTの基盤モデルの学習には使用しないことになっています。

外部連携と運用上の制限

ChatGPTヘルスケアは、米国で最大級の医療・健康データを取り扱っているb.well(ビー・ウェル)と提携しており、業界最高水準のセキュリティとプライバシーをクリアしながら医療データと連携することを実現しています。現時点では、電子健康記録の連携などは、米国のみでの提供となります。また、Appleヘルスケアなどの他のウェルネスアプリとの接続も可能となっています。

こうしたツールにより、患者の健康管理に関する行動変容が起こることが期待されます。 注意点として、ChatGPTヘルスケアは、あくまで医療ケアをサポートすることを目的としており、医師の診断や治療に代わるものではない、ということが強調されています。 ChatGPTがヘルスケアに特化した機能を提供開始したことからも、今後はこうした医療・ヘルスケアにおけるAI活用がより拡大していくことが予測されます。