2026年度「立入検査」通知 サイバーセキュリティ確保が明記

2026.06.26 RESCHOニュース

このニュースでは、厚生労働省が2026年6月12日に発出した2026年度の医療機関への立入検査に関する通知について解説します。検査対象の拡大やサイバーセキュリティ対策の明記、オンライン診療指針への対応要件を整理します。

・助産所やオンライン診療受診施設への立入検査対象の拡大
・医療法施行規則に基づくサイバーセキュリティ確保に必要な措置の明記
・まもなく改定予定の安全管理ガイドライン第7.0版と最新チェックリストへの準拠
・2026年4月改訂のオンライン診療指針に基づく指導とチェックリストによる遵守確認

検査対象の拡大とサイバーセキュリティ対策の明記

6月12日、厚生労働省は2026年度の医療機関への立入検査に関する通知を発出しました。 2025年度の立入検査から、いくつかの変更点が見られます。

1.検査対象の拡大
立入検査の対象が、従来の「医療機関」から、助産所やオンライン診療受診施設を含む「医療機関等」へと拡大されました。

2.サイバーセキュリティ対策
サイバーセキュリティの確保に関する内容が2026年度より追記されています。2025年度時点から、立入検査要綱に加えられていましたが、実施通知においても改めて明記されました。

最新ガイドラインとチェックリストに基づく対策要件

サイバーセキュリティ対策は、医療法施行規則に則り「必要な措置」を講じる必要があるため、最新の「医療情報システムの安全管理に関するガイドライン」に基づく対策が求められます。また、ガイドラインのうち、特に優先的に取り組むべき事項が「サイバーセキュリティ対策チェックリスト」としてまとめられています。

2026年6月時点でのガイドライン最新版は「第6.0版」ですが、まもなく「第7.0版」に改定される予定であり、最新版に基づいた対策に取り組むことが求められています。

オンライン診療の適切な実施

3.オンライン診療の適切な実施
2026年4月に改訂された「オンライン診療の適切な実施に関する指針」に基づいた指導を行うとともに、チェックリストを活用して基準を遵守しているかが確認されます。

特に、サイバーセキュリティに関しては、昨今のサイバー攻撃リスクの増大を受けて、より厳格に対策状況を確認されることが予測されます。そのため、常に最新のガイドラインとチェックリストを参照し、特にチェックリストの項目から対策に取り組んでいくことが求められます。