病院情報システム刷新へ デジタル庁が協議会メンバーを公募開始

2025.05.23 RESCHOニュース

このニュースでは、デジタル庁による「病院の情報システム等の刷新に向けた協議会」の構成員募集開始についてお伝えします。医療DX推進やコスト削減を目指し、クラウドへの移行方針が打ち出されています。

  • ・デジタル庁が病院情報システムのクラウド移行に向けた協議会構成員の募集を開始
  • ・病院経営を圧迫する従来のオンプレミス型システムからクラウド型へ移行する方針
  • ・2025年度中に国が標準仕様を取りまとめ2026年度からのシステム開発開始を目指す
  • ・今年度は地方都市の100から200床程度の中小規模総合病院を想定して仕様を検討

デジタル庁が病院システム刷新の協議会メンバーを募集

5月12日、デジタル庁は「病院の情報システム等の刷新に向けた協議会」の構成員の募集を開始しました。
病院の情報システムについては、今年の1月22日に厚生労働省より「病院の情報システムの刷新に係る方向性について」と題した資料が公表されています。
この資料では、少子高齢化の進展に伴い、医療DXの推進が急務とされる一方、電子カルテやレセコン、部門システムなどの病院情報システムにかかる関連経費の増加が、病院経営を圧迫している現状が課題として挙げられています。

高コストなオンプレ型からクラウド型システムへの移行方針

これまで、多くの病院ではオンプレミス型のシステムが採用されてきましたが、コストが高額になることや、医療DXへの対応にあたり一定の制約があること、セキュリティ面の脆弱性が解消できないことなどが問題視されています。
そこで、現在のオンプレ型のシステムを刷新し、システムを一体的にモダン技術を活用したクラウド型システムへと移行する方針が示されました。
現在、デジタル庁は厚生労働省と連携し、この移行方針の具体化に取り組んでいます。

2025年度中に地方の中小病院をターゲットにした標準仕様を策定

2025年度中には、国が標準仕様を取りまとめ、2026年度から事業者が本仕様に基づく開発を円滑に開始できるよう準備が進められています。
このたび設立される協議会では、意欲ある事業者の参加を募り、病院情報システム等の刷新に向けた議論が行われる予定です。
今年度は特に、100から200床程度、急性期から慢性期まで幅広い病院機能を持つ地方都市の総合病院のような中小病院を想定して標準仕様が検討されます。
さらに、デジタル庁は5月8日より、「病院情報システム等の刷新に向けた標準仕様策定業務」に関する公募型プロポーザルの情報も公表しています。
これは、1月に示された厚生労働省の方針に基づき、実際の制度設計が動き出したことを意味しています。

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