2026年10月、「医療情報化推進方針」が施行されました。
医療情報化推進方針は、2025年に改正された「医療と介護の総合的な確保について定めた法律」、通称「総確法」に基づき、厚生労働大臣が作成することが定められた医療DXに関する方針を指します。
方針では、クラウド移行によって「業務効率化・生産性向上」「セキュリティ対策」「データの共有」という3つを実現することを基本的な方向性として、2030年度までを対象期間とするさまざまな施策を掲げています。
10月7日には厚生労働省のホームページにて、これらの施策をまとめたページが公開されました。
たとえば、「サイバーセキュリティ対策の強化」では、これから何ができるようになるのか、いつから利用できるようになるのかが整理されるとともに、ワンポイントとして点検事業の補助金も紹介されています。
そのほかの施策についても、取組によって実現する姿がイメージしやすく整理されており、関連情報へのリンクがまとめられています。このページは今後も更新される見込みです。
また、デジタル庁のホームページには、電子カルテの導入状況に関するダッシュボードが掲載されました。デジタル庁は厚生労働省とともに、医療DXの取組を推進しており、取組の現在地をひと目で把握できるよう、情報をまとめています。
電子カルテの導入率は、2026年6月時点で73%です。都道府県別の導入状況を確認できる点も、このダッシュボードの特徴です。
医療情報化推進方針においては、2030年までに電子カルテの導入率を約100%とする目標が掲げられています。国は、こうした実際の数値を公開することで、目標達成に向けて着実に取組を進めようとしています。