8月5日、厚生労働省は「ヘルスケアAX・DX推進本部」の初会合を開きました。
「AX」すなわちAIトランスフォーメーションとは、AI活用を中心に据えた業務や組織運営等の改革を指します。
経済産業省は、日本の成長戦略として、さまざまな領域の基盤として、AXを整備する方針を示しています。7月には、日本のAXを推進する「人工知能基本計画(第Ⅱ期)」が閣議決定されています。
さまざまな領域でのAI活用戦略が取りまとめられている中で、医療・介護・福祉の領域においては、「看護記録等の文書作成や福祉相談業務の支援等の現場の負担軽減のためのAI開発普及」が提示されています。また、同じく7月に閣議決定された「日本成長戦略」において、17の戦略分野のうち、AIが先頭に置かれています。
日本全体でAIを成長戦略の重点項目として捉えている中で、今回初会合となった「ヘルスケアAX・DX推進本部」は、医療・介護領域におけるAX推進の司令塔としての役割を担うこととなります。
医療・介護領域でのAIは、単なる診断支援にとどまらず、予防や治療、服薬、在宅支援、経営などのヘルスケア全体の業務フローで幅広く活用される在り方が望ましいとされています。特に、専門知識を取り込んだ「領域特化型AI」を積極的に活用する仕組みが求められます。
そのために、「AI駆動型の健康・医療基盤(AI for Healthcare)」を構築していくとともに、セキュリティ対応や、医療データを活用する上での各種検討を進めていく方針です。
推進本部では、まずヘルスケアAXの推進にあたっての概算要求に向けた取り組みを進めるとしています。